劇団グラハムヘルツブログ

2021年 8月、緊急事態宣言下の日本にて

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こんばんは。
本日のブログ、劇団グラハムヘルツの伊藤がお送りしております。
なんせこの劇団は私伊藤瑞貴のソロ・プロジェクトでありまして、私がやらなきゃ誰がやるの精神で稽古はもちろんのこと、舞台制作から日々の宣伝、ブログの更新まで様々な方に諸々の協力は仰ぎつつも基本1人でこなしているわけですよ。
その点に関してもっと褒められたい!!!!!!認められたい!!!!!!そして愛されたい!!!!!!

さてさて、さらなる感染者が増えてきてしまいました。今日この頃。
正直、コロナの話などしたくもなければコロナという言葉にももううんざりです。
それはもう、それやってなんかいいことあるの?ていうエイプリルフールの嘘並みにうんざりです。
でも公演の実施、開催を目指すものとしては避けては通れない道なので、ここに書いていきたいと思います。

ぶっちゃけを申し上げますと、日々、色んな気持ちと戦っています。
それは私だけではなく多くの人があらゆる場面で同じ気持ちでしょう。
私の場合、果たして公演ができるか、公演が無事できたとして、お客様、スタッフ、出演者に感染者が出ないようにするために徹底した感染対策をどのように行っていけばよいのか。
時期に関しても見直しが必要なのか否か。

この公演に協力してくれる方や、観に来てくださる方は勿論のこと、私達のことどころか演劇自体全く興味のない方にも、この時期に公演を打つ以上は気を配らなくてはいけないなと思っています。
不十分な対策をして万が一ここでクラスターが発生してしまったら自分たちはおろか演劇という文化に泥を塗りかねない。
そうならない為にもできる限りの対策を施し、こんなご時世でも演劇を見ることができる場所を提供したい。
緊急事態宣言の最中に演劇なんてけしからん!という意見が出てくるのも重々承知ではあります。
しかし、そんな中でもなんとか演劇を続けることはできないかと考え、大人数ではない最小単位の「一人芝居」という選択をしました。
その上で国や県、公演会場のガイドラインを遵守し対策を徹底する所存ですので、どうか、この舞台を最後まで完遂させていただきたいのです。

自分が演劇をやりたい、という強い気持ちと同じぐらい関わるすべての皆様が無事でいてほしい。
その気持ちが両立して達成されるためにできることをひとつひとつやっていきたいと思っています。

状況によっては、延期の可能性も0ではないのは明白なことなので、状況を鑑みながら開催については冷静な判断を行って行きたいと思います。

公演をすでに無事に終えた団体様のツイートを見ていると羨ましい気持ちとともに後に続かなければという想いも生まれます。

また今回、一人芝居出演、そして演出というプレッシャー。
自分でやりたいことなのでストレスや苦痛ではありませんが
手に汗握る、脂汗って感じです。
おなかがいたいです。

「やってできないことはない。」
この言葉は普段、オフィスワークをしたりなど働くときに私が掲げているモットーなのですが、演劇に関してはやってできないことはない、では足りないのです。
自分に課しているのは、できて当然。+αを乗せ、どれだけ魅せられるものが作れるか。
お客様が楽しめるものを出すことができるか。
脚本の良さを潰さずに、上乗せできる力があるか。

観に来てくれる人、関わってくれている人のそこにかける時間、お金。
無駄にしてはいけないという意識を当然のことではありますが
今一度、自分に刻み、稽古に励みます。

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