劇団グラハムヘルツブログ

葡萄座におんぶにだっこに肩車だった私

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横浜の老舗劇団『劇団葡萄座』をご存知かしら?
私はもともと、この劇団の団員でいくつか公演に出ていた人間でございます。

今回一人芝居をやるにあたって、葡萄座の皆さんに強力なご支援をいただいています。
先日、今回音響・照明に入って下さるお二人と、葡萄座の座長とお会いし、稽古の現段階をみてもらいました。
今回、音響・照明に入ってくださるお二人は葡萄座でも大変ご活躍されていたお二人です。
陰ながら二人のことを話すときは私は勝手に葡萄座の宝と呼んでおります。
先日お会いしたときもつくづく感じたことがありました。
自分の担当に誇りを持っている人たちと作品作りができるということは本当にありがたいことだと感じました。
それぞれ、音と明かりに対するまじめな姿勢と熱意に毎度のことながら心を打たれています。
改めて、自分自身の役割ともっと真剣に向き合わなくてはと気づかされるし、己の不出来に反省を繰り返しながらも、それでも自分も誇りを持って取り組まなくてはととても前向きな気持ちに慣れるのです。

今回お二人に音響・照明をお願いできたこと心からうれしい限りです。

そして座長。
私が葡萄座が好きだった大きな理由のひとつとして座長の演出がありました。
なるほどの嵐、、、。以前葡萄座の公演後、お帰りになるお客様からお褒めの言葉をいただいとき、
『わかります、私も葡萄座の芝居がすきなんですよ』と心の中で思っていた。
このときの私は居住所の関係で埼玉から神奈川の稽古場まで毎週末通っていたため、お財布的にも時間的にも体力的にもなかなかしんどい状況が続いていた。
それでも葡萄座にしがみついていたかったのは、葡萄座のみんなが好きだったから。そして座長の演出をとても信頼していたからです。

今回一人芝居をするにあたって、劇場を借りる、稽古場をおさえる、スケジュールや予算を組んで、演出を考えて、芝居して、宣伝して…多くの工程を自分で担ってはたと気づいた。

む…むちゃくちゃ大変…

今現段階で思うのは私は葡萄座に今までいろんな面でおんぶに抱っこに肩車だったということ。

毎度何か準備をしているたびに「あぁ…ほんとすみませんでした…」「私はなんて役に立たないやつだったのだ」と自責の念と戦っています。

今回の9月公演は葡萄座presentsなので、メンバーの顔や葡萄座の名前に泥を塗ることがないように
作品をつくっていきます。

どうか皆様、9月。
伊藤がしっかりやれてるかどうか見届けてくださいますと幸いです。

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