M夫人の回想

『M夫人の回想』スタッフインタビュー

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【照明編】

伊藤 今回、難しいなぁと感じていることはありますか?
美幸 劇場の設備で、やりたいことをどこまで上手く再現できるかっていう難しさはあります。サスを何本使えるかなっていうのもあるし。あ、サスが何本必要か、それだけ早めに…(笑)
伊藤 わかりました!すみません!
美幸 まぁ、難しいこともあるけど、考える楽しさもあるよね。
伊藤 頼もしいです…!
照明さんは稽古のときに明かりを持ち込めないじゃないですか?そういう難しさもありそうですよね。
美幸 全部頭のなかでしかつくれないので…。でも葡萄座の山本座長も信頼してくれていたし、変な明かりは出せない。いざ明かりが出せたとき「もうちょっとこうしてほしい」という要求にどれだけ対処して切り返せるかは自分の見せ所だと思ってます。
伊藤 かっこいい…安心感あります…!




【音響編】

伊藤 音で今回難しいなと感じているところありますか?
石井 全部です。
伊藤 あー、ごめんなさい!
石井 いやいや(笑)でも音好きだから。楽しいよ。後は、今回初めての演出家と組むから演出がやりたいことが音で表現できるかとか。幕が開くまでハラハラドキドキ。

伊藤 石井さんはどうして葡萄座に入ろうと思ったんですか?
石井 長い歴史もあって、きっちりつくっているし、演目が好きなんだよね。
伊藤 わかります!思い出深いことありますか?
石井 入座して一番最初の稽古~本番かな。装置はまだつくるの??ってぐらいあって。でも、子供に見せれたのが嬉しかったなぁ。

伊藤 今回の公演の話、最初聞いたときはどう感じました?
石井 瑞貴がやるなら当然手伝うよって感じ。
伊藤 …ありがとうございます涙


【製作特別協力 葡萄座座長編】 

伊藤 山本さんは自分が演出・出演ももなさる時、大変っておっしゃってましたけど、実際凄く大変ですね…。
客観視することって難しいです。
山本座長 自分の演技が後になっちゃうでしょ。(笑)
伊藤 なっちゃいます……
山本座長 (掛池師走氏に)共同演出でしょ?
掛池 そうです。
伊藤 でも解釈の違いとかでぶつかることもあります(笑)
山本座長 演出としてはどっちが上なの?
伊藤 最終決定権は私にありますが、視野が狭くなりがちなので意見はたくさん言うようにしてもらってます。
山本座長 それぞれのポジションでやりたいことが違ったりするからそれをまとめるのも演出の仕事だからね。

伊藤 一人芝居やりたいんですけど…って私が言いに来たとき、正直どう感じましたか…?
山本座長 いつかはそういう風に言ってくるかなと思ってたよ。(笑)公演自体は何とかできたとしても一番はお客さんだよね。こういう時期に来てくれるお客さんが期待しているものに応えられる芝居をしないと。
伊藤 そうですね。
山本座長 見てよかったと思える舞台にしないとあかんで。
伊藤 はい!
山本座長 段取りは早く決めて。演技に集中できるように。
伊藤 ありがとうございます。

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